夕月椿 - 天蓋花
届くはずのない思い綴る
暗闇から響く崩壊へ
身を委ねては流れ行くまま
いつか私は届くだろうか
溢れだす涙の跡は
仮初に滲む永久
いつか見た窓に張り付く
枯れた花弁闇を彩る
癒えた筈の傷がまた疼く
冷めた床に溶けた感情に
ここで私は朽ちるだろうか