よせて返す波のように
夢みたいな貴方との日々は
瞳閉じても
浮かんでは消える
自然と微笑むの
まだどこにもいけない
私の事を貴方だけが
見つけだしてくれた
外の日差しは
まぶしかったけど
あたたかくて
ただ 泡のように
消える日々の中で
貴方の声だけ ずっと探した
見えないように
傷つかないように
震える臆病な私にも
どうか聞かせて
一人の夜を越えて
あの日々にあなたと
もう一度帰れるように
他人事しかない毎日
なにもかもが冷たく思えて
どこに触れても
傷つくだけなら
ずっと一人で
もう居場所なんてない世界に
あの日
貴方の声だけ深く届いた
弱いわたしに
弱すぎるわたしに
そのままでもいいと微笑んだ
こんな自分を
愛しいと思えた
貴方がありのまま
私を愛したから
貴方が灯す
ささやかな光が
私の夢を照らし出す
泣きたいときに
もう泣けるから
今日も 空を見上げて
思い出す貴方を
ふたりの刻を
ふたりだけの刻を
いつでも
あの夜を想うから
どうかそのまま
まばゆい陽の道を
振り返らず
きっと歩いて
貴方の指を
貴方のてのひらを
いつでも
その熱を感じるよ
どうか 紡いで
貴方の詩を今
とおく離れてても
私に届くように
また貴方と笑えるその日を