籠女(童謡「かごめかごめ」より) - Alieson
かごめかごめ
籠の中の鳥は
空を知らない
羽を千切り隠した
後ろの正面だあれ
ひらひら落ちていった
私の涙の数
繋ぎあわせてみたら
この壁さえ越える
とんとん叩いているの
私の中から
響いているこの叫びが
今はもう聞こえない
溶け流れてしまったの
空を往く水の子よ
かごめかごめ
籠の中の鳥は
名も無き者よ
君を奪い流した
後ろの正面だあれ
音の無い産声でも
私を呼んでいるでしょう
なぜあなた引きずり出す
まだ外は早いでしょう
かごめかごめ
籠の中の鳥は
いついつ出会う
夜明けの晩に
鶴と亀が滑った
後ろの正面だあれ