あたしに死んでほしいの？
いつでも死んだるから
それくらいそれくらいは毒を呑んで生きたでしょう
ひみつの書架に飾った陳腐ないたずらは
あなたわたしにだって光も影ももたらすでしょう
飛び出した！昼休み逃げるように
上を見ないようにかくれんぼ
見つけてほしいような気も
ひた隠しにした彫りつけたこころが
暗めりから天井から冷えた床に叫んでいる
されど誰もみない
斯くてまたかくれて
まぶしい夕暮れに体温の気温に針の笑い声に
学校に殺される
あたしに死んでほしいの？
いつでも死んだるから
それくらいそれくらいは針に刺され生きたでしょう
ひみつの書架に飾った陳腐ないたずらは
あなたわたしにだって光も影ももたらすでしょう
あたしの壊れた文字盤を壊してく歯車
狂っちまったネジ
螺旋階段の途中で昇っているのか降っているのか立ち止まる
みえるのはただ赤い夕暮れのあのまぶしい世界
アラームがうすらうすら聞こえる
いつでも消えそうなあの子は下を向いてた
あたしに死んでほしいの？
いつでも死んだるから
それくらいそれくらいは生きようとしてたでしょう？
朝焼けに浮いてた虹の不安定さはそう
あなたわたしにだって生も死だってもたらすでしょう
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