その鈴は 誰が為鳴らす
気付かれぬまま 徒に時は過ぎ
七彩の雨音に乗せ 読み上げた句も
呟けど泡沫に散る
物言わぬ落陽 口承に踊らされ 姿知る者何処
才華に溢れる 巧妙な振る舞い 朧の月に消えた
夢か現か 煙管の煙 干渉の狭間へ
嘘か真か 「...化かし合いの世の中さ」
夜半の空 笛の音が飛ぶ
のぼりくだりと 冷たい風を撫でて
杯に山の端重ね 啄みながら
行き着く成れの果てを問う
ひらり舞う落葉 哄笑へと埋もれて 「何を望むや」囁く
災禍を塞き止め 光明指し示す 占いの解告げた
夢か現か 砂にまみれた観照は一縷
「嘘か、真か...?」
物言わぬ落陽 口承に踊らされ 姿知る者何処
才華に溢れる 巧妙な振る舞い 朧の月に消えた
夢か現か 煙管の煙 干渉の狭間へ
「...神のみぞ、知る」と