君の笑颜の
むこうにある悲しみは
仆のとどかないところに
あるものなのか
ふたりで步いてきた道なのに
なんてさびしい
古いコートは舍てて
仆の胸でおやすみ
春はおとずれそして去っていく
変わってしまう悲しみは
仆も知っている
この船であてのない
ふたりならば