星の蛍 - 綺羅 (きら)
日暮れの道 棚田を渡る
風のあと追いかけて 蛍が舞う
甘い水の香しさに
一番星を抱いて
逢瀬を待つ
誰のために
生まれおちて来たのか
夜露に濡れた身体が 青く光る
晴れやかな空に流るる川を
照らす蛍 永遠に 輝いて
目を澄ませば 聞こえてくる
言葉なんていらないと 蛍は舞う
何のために
相見しことの行方を 月が看取る
晴れやかな 空に流るる川は
星の蛍 永遠に 輝ける
晴れやかな 空に流るる川を