永遠に幼き紅い月 - Silver Forest
時の中にただ漂うわが身よ
安らかに眠る日を
待ち焦がれている
古城の片隅咲き誇る真紅よ
儚さとせつなさで
満たされて散れ
立ちふさがる者は
刹那に消えてなくなればいい
この身体に触れる事もさせずに
引き裂いてあげるから
回り始めた運命がもし
この手を離れ旅立つとしても
はかなく消える魂ならば
私の中で悪戯に踊れ
暮れ行く館に舞い降りし闇よ
血塗られた記憶なら
永劫に消えぬ
はてなく続いてく歴史の中に
何を残すの
始まりも終わりも来ない世界で
あがき続けなさい
永遠を知る紅い眼差し
幼き月は欠ける事知らず
この世の末がわからないなら
血で染め上げて
操つってあげる