歳月 - Midnight Moon Walker Remix - 魂音泉 (たまおんせん)
詞:笥箪
曲:coro
東屋も御殿も友達が
寄ると触ると宴になる
一度十度と会合を重ね
ついに我が身となり
笑声の空音後ろ髪を引き
顧みる道に影はなく
蝉さめざめ時雨る申の刻
風噎び頬撫でる
いずれの日にか萃いし時を
夢見る夜は未だ来ずとも
想えば遥か春の雪
降らねば溶けもせず
人恋しさに夕げの箸を置き
鐘の遠鳴りに耳澄ます
百年千年歳月を積み
ついに我のみとなり
凪の間に探す波紋は消えて
省みる先に道は無く
鱗雲漂うさま口惜しいほど
嗚呼まほろばの日よ
いずくの地にか萃いし友と
再開を願えばまた夢みし
思い及ばず三日桜
咲かねば散りもせず
永久を斫りし今に在り
刹那に散るは定めなれども
今宵の縁は切れる事無し
散れども咲き誇れ