百鬼夜行 - 志方晶子 (しかた あきこ)
词：志方あきこ
曲：志方あきこ
ちょいと小耳に挟むうわさは
禍々しや
天下往来丑三つ刻に
あやしの宴始まる
あんどん油を猫又なめて
狐火たちがゆうらり
ろくろ首に見越しに
つくも神揃えば
大も小も長いも
躍れ歌え遊べ
百鬼夜行夜を駆けては
罪も罰もみな
食らって食らってゆけ
変化自在昔も今も
真実は万事
闇の中藪の中腹の中
あれまあかしまし小雀たち
騒々しや
西も東も御殿の中も
捕り者探しで大賑わい
火付けの正体
鼬かふらり火か
墓を暴くは火車か魍魎か
命弱るは石見の薬か
物病みか怨霊かうらめしや
百鬼夜行都に巣食う
怨みつらみみな
哂って哂ってゆけ
懺悔無用人の心は
誰も祓えまい
暗闇を覗く奴あ穴二つ
狐狸に負けじと
貉も化かし屋
火間虫入道能なしものぐさ
唐傘鳴釜瓶長揃いて
踊りゃんせ鳴らしゃんせ
件の予言は百発百中
姑獲鳥は
根こそぎ赤子を奪いて
鵺に以津真天
暗夜を啼き啼き
手の目百々目鬼
まなこをごろごろ
わいらおとろし
しょうけらひょうすべ
いかさま企み
覚が見透かし
天下に知らしめ驚天動地
悋気の邪心が
蛇帯と成り果て
あな憎しや縊りゃんせ
縊りゃんせ
百鬼夜行夜を駆けては
罪も罰もみな
食らって食らってゆけ
変化自在昔も今も
真実は万事
闇の中藪の中腹の中
百鬼夜行食らってゆけ
百鬼夜行哂ってゆけ
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