夜明けの街は 眠りの森です
かぞえきれない 蒼い屋根の下で
誰もが静かに 眠っている
誰もが心に 汗をかいて
かぞえきれない 暗い窓の中で
いくつもの吐息が からまりあう
いくつもの夢が 空を走る
あなたの心は 遠くをさまよい
抜けがらだけが わたしのそばに眠る
どこまで行ったの あなたの愛
もどって来ないの この部屋には
このままあなたの 思い出の国へと
歩いて行きたい ひとりきりで
はじめて出会った 時の中へ