背の高いグラス
音を立てて
ミントの葉先を
閉じ込めた
レースのコースター
湿らせて
滲んでいくのは
二人の呼吸
遠い君を見ていた
気の抜けた顔をして
頬に触れた温度で
形が崩れる氷菓子
Sleep less city
Ice cream soda
Time to sleep
Don't be sad
知らないフリをしていた
雫の滑るシティソーダ
だけどちゃんとわかってる
背伸びをして目を合わせた
あなたが誰を選ぼうと
私は傷ついたりしない
静かに泡が消えていく
ただそれだけだよ