夕虹の淡き秘めごと - 保志総一朗 (ほし そういちろう)
词:田久保真見
曲:近藤尚如
金色に染められた黄昏の道を
もう少し送りましょう
まだ離れたくなくて
儚げな虹天の贈り物よ
大空の秘めごとを見つけたよう
切なげなあなたの横顔
あの夕虹の如くささやかに
そうあなたへと届けたい
色とりどりのこの想い
真白き胸にそっと
あの夕虹の如く密やかに
ああ抱きしめてしまいそうで
その心に触れることをどうか
許してくれませんか
笛を吹く愛しさで折れそうな肩に
口唇を寄せたくて
ふとうつむいてしまう
秋の七草誰の贈り物よ
置き去りの籠の中ひたむきに
咲きみだれる淡い花達抱くあなた
いま夕映えが今日を包み込み
そうさよならを温める
また明日が来て逢えるまで
淋しくならないよう
いま夕映えがふたり包み込み
ああ影さえもひとつになる
あなたのこと守ることをどうか
許してくれませんか
もう暮れなずむ空と風の中
そう消えてゆく色彩よ
移ろうものは美しく
泣きたくなるのは何故
あの夕虹の如く密やかに
ああ背中から抱きしめましょう
「これは夢」とつぶやく間だけ
一度だけでいいから