長く長く降り注（そそ）いでた

水無月彩（みなづきいろど）る雨

ずっとずっと待ち続けてた

あなたの言葉は 雨音（あまおと）に消（き）えた

伸（の）びはじめてきた前髪を

少し自分で切った

気が付いてくれたのはきっと

あなただけでした

息（いき）がかかるくらいまで

近くにきて もっとそばに

揺（ゆ）れる花は乱（みだ）れ散（ち）る

触（ふ）れる指は絡（から）みつく

ゆらりゆらり揺れる想いは

花びらに重なるように

何も迷（まよ）わずに 強く抱（だ）きしめて

泣かせても 傷（きず）つけても いいんだから

一夜（ひとよ）一夜一夜に咲いた

切なる願い届けと

やがて枯（か）れてゆく

さだめだとしても

雨の中 夢の中 かき消された言葉聞かせてよ

二人アイ愛傘の中で

寝る前お休みの電話は

毎晩続いてたけど

一日おきになったのは

あの日からでしょう

長い髪をなびかせた

華奢（きゃしゃ）な腕（うで）と 大きいな胸（むね）

あなた好（この）み女の子

あたしずっと知ってたよ

ポロリポロリこぼれる涙（なみだ）

あの日の願い届けと

海へ連（つ）れてゆくよ 約束したでしょ

いつまでも いつまでも 忘れないよ

ゆれてゆれるゆれた花びら

いつかは落ちてゆくこと

やっとわかったよ ちょっと痛いけど

雨の中 風の中 やがて枯れるのなら咲き誇（ほこ）れ

咲いた恋（こい）もいつか散るから

ゆらりゆらり揺れる想いは

花びらに重なるように

何も迷わずに 強く抱きしめて

泣かせても 傷つけても いいんだから

一夜一夜一夜に咲いた

切なる願い届けと

やがて枯れてゆく

さだめだとしても

雨の中 夢の中 かき消された言葉聞かせてよ

二人アイ愛傘の中で