白いシャツの襟もとを
吹き抜けていく風
ふざけて歩く二人を
優しく夕陽が照らす
いつも大きな手で
私を包んだ
ずっとこのまま
あの日君と歩いた
想い出の渚
寄せては返す波は
変わらないままに
今でも
スニーカーの靴紐を
結びなおしながら
ずっと一緒にいようと
叶わない約束した
眩しかった日々を
かわらないままで
通り過ぎたんだね
あの日君が笑った
きっと二人ならんで
砂に座ったままで
今もこの胸の中
どこかにあの日の
想い出の渚から
潮風を運ぶ