踊る泡の影を
ぼんやり追いかけていた
ここは静かな場所
浮世の流れも
冷たい水底までは届かない
月が朝に溶けるまで
息が尽きるまで
揺らめく泡につつまれて
誰も知らない川の底
ふたり愛の際に
沈みたいの
ふわり浮かび上がる
小さく吐き出した息
泡になってしまえば
愛する吐息でも
あきらめのため息でも
同じでしょ
きまぐれな泡の跡を
貴方と辿って
楽園を見失っても
重ね合わせた体で
感じる貴方の熱
朝までこのまま
息をするのも忘れて
二人果てるまで
瞳は貴方だけうつすの
誰も知らない川の底
ずっと愛の際に
沈んだまま
Copyright © 2024 一周音乐 | 联系我
