あらしのうた - RD-Sounds
词:RD-Sounds
曲:RD-Sounds
今はもう誰もかも
そんなことは信じていない
古びた神話ずっと錆付いて
錆付いたその姿
追ったものの姿も
今はこれさえ神話
誰も信じずに
あらしのよるにあらわれると
幾度となく聞いた声を
気の触れたものの譫言と
人は笑ったこと
それでも私は信じたい
誰もがかつて信じたその伝説を
内なる声の命ずるまま
あらしのよる独り探し続けて
どこまでも
唱えよあらしのよるに
そのすがたあらわせと
内なる声の響き歌にして
唱えた幾度幾度
声を振り絞らんばかり
内なる声の響き
応えよう
失くしつつある神を
何処にも求めるでもなく
今日という日の
糧のみを求める人に
一途に願う姿さぞ
煙たがられたことだろう
ただただ
信じるものの狂人さは
「あらしのよるに
あらわれる」とそれは
幾度となく唱えた言葉
人の口に上ってさえ
顧られず
それでも私は信じている
その力強い雷鳴轟く声
その向こう側に
声の主のいるはずと
信じ続けては
この身の限り
どこまでも
いつまでも
どこまでも
あなたとともに嗚呼
いつしか
何処へともなく
消えてしまった彼女の噂話は
幾度の変遷の果て
彼女が求め続けた
「伝説」となって
高く遠く
その背に
私を乗せてくれませんか
と叫ぶ
荒く気高く
その蒼き瞳に「神話」を見て
その手を伸ばす
暗く深く
この夜の闇雷鳴の中で
天を目指して
疾く強靭く
どこまでも
翔ける「神話」と共に
誰も知らぬ場所へ