Ribbon - 舞花
夜に溶けはじめる 街の中
吸い込まれるように
空を見た
繋がるはずのない
想い出が
微かに混ざり合って
ゆっくり消えた
緩みはじめていた
記憶のリボンを
優しく結ぼう
手に入れたものから
今 残るものだけ
大事に握っている
涙に疲れた暗い朝でも
壊れないように
迷わないように
甘い匂いが通る春の日は
胸がきゅっと詰まる
いつだって
少し後ろ向きな
始まりに慣れても
すぐに心晴れるといいな
新しい日々の向こうに
眠った輝き
見つけよう
繰り返し読んでいた
褪せない物語に
もらったときめきが
この掌へと降り注ぐように
春の日を待つ
僕を描きながら
虹色に結んでいく想い出
暖かな 背中を押す春の風
虹色に結んでいく想い出
切なさで濁らないように
Lala