Kanon - 憐歌
詞:時音,憐歌
曲:ZUN
遥けし春霞淡く色づき
踏み入れた春日道
白に包まれゆく
浮かび来る深き谷の中に響く声
投げかけし闇に等しき応え
刹那に木霊舞い戻る
誰かいるのかと問えば
誰かいるのかと我の事を呼ぶ
遥か昔の神々の調べ
重なり響く
遥けし春霞たなびく山の
咲き誇る桜花さえ
その身を隠しゆく
人一人彷徨い
怪達住まう地に
古に伝う懐かしき唄
聞こえる数多の言葉
霞む視界の先に幽か見ゆ
碧の少女の姿
声は立ちのぼる煙となり
また導いてゆく