雪残滓 - 戦国BAND
词:岩野道拓
曲:沖島夕美
散りゆくものへと
手向ける花さえ持たず
響くは春雷
時代の終わりを告げる
あなたを守るため
生まれたはずなのに
この掌はまだ弱く無力で
暗き濁流に飲まれてく
止まない雨は
凍てついた飛碟
己の非力をなじる滴
頰を流れる
贖罪の熟すら
奪い去るように
さよならさえ
伝えられぬまま
儚い浮世は
明日さえ見えない定理
あなたが築いた
この場所も崩れてしまうの
強きものの前に
弱きは滅びゆく
争い繰り返す時代に
己の意味を問いかけて
変わらぬものはないと
知っていた
それでも
変わらない夢を見た
失うことの痛にさえ
気づかないように
目を伏せて
手のひらから
落ちる雪殘滓
止まない雨は
凍てついた帷
もっともっと
この世界を隱して
あなたのいない
この場所に意味はあるのか
天へ叫んだ
見上げた目に落ちる雪殘滓