スターブレイカー - 凋叶棕 (without leaf)
詞:RD-Sounds
曲:RD-Sounds
足音が聞こえた
ほんの風の悪戯かと訝しみながら
その響きに思う
その足音は或いはもしやと
まだほんの小さな
覚束ない歩みに
それは過ぎないけれど
常に足を止めず
きっと
どこまでも歩いていくのだろう
そのうちずっと遠くに
いってしまうのかと
そうして
この手の届かぬところへ
そんな感傷的な思いが
過ぎるのは
この空のせいなのか
星空を見上げて
用途も無き星たちを
手が届かぬが
故の風景を望めば
星達にかまけた
彼女の気持ちが
少しはわかる気がしてくる
こんなにも星が綺麗なら
足音が聞こえた
それは
きっと気のせいなどではない
何故って
その響きに思う
そこから感じる確かな決意を
そのうちずっと遠くーと
思っていたその日は
其れ程先のことでもないのかもと
そんな思いを胸に
見上げたその先に
一筋の閃光を視る
星空を目指して
用途も無き星たちを
目掛けては
真っ直ぐに飛んでいくその姿
星達のひとつに
なろうとするように
いかにもそれは彼女らしく
遠く遠くさらに高くへ
高く高くそして遠くへ
限界を知らずに
夢をまたひとつその手にして
夢をまたひとつ叶えていく
一体どこまで
星空の中へと
用途も無き星達へと
わき目も振らずに
高く高く昇っていく
星達のすべてを
さも砕かんばかりに
あれこそは地上の流れ星
星空を見上げて
用途も無き星達の
その無数の光の中
燦然と輝く
星の銘は魔理沙
そうしてまた一歩
彼女は遠くへ歩いていくのか