月追いの都市 - 霜月遥
词:日山尚
曲:霜月はるか
走り出す時計の歯車は廻り
軋みながら誰かの命を刻む
空が霞むほどに花を散らして
無数の意識の中で
確かな鼓動を聞く
繰り返す悪夢を砕いて
聖鐘を鳴らす影は
永遠を夢見た少女は独り
贖うべき罪の重さを認めて
哀しい眼差しの奥に
潜む黄金の色は
終焉の都市を照らし続ける
狂い出す時計の歯車は廻り
ひび割れた大地にも命を注ぐ
空が凍るほどに花は気高く
薄れる意識の中で
小さな願いを聞く
命脈の狭間に佇み
ただ微笑む影は
近付く足音から逃れるべく
月を目指せば影を別つ定め
優しい眼差しの奥に
宿る黄金の色は
創世の都市を描き続ける
永遠を呪った都市は血に囚われ
二度と目を覚まさず湖に沈む
冷たい眼差しの奥に
潜む黄金の色は
月追いの都市を照らし続ける