両手抱え溢るる夏が
溶けて 消えてしまう様に
繋いだ手を離し
もう バイバイ
「明日朝、君を迎えに行くよ」
溶けて 消えてしまったんだ
あの日 情景に
揺らいだ 陽炎
泡が踊らなくなったサイダー
淡いな 戻らない夏の匂いかな？
最寄り 地下鉄 午前零時に問う
繋いで拡がるは二人の宇宙
走る列車 何も映さないけど
ありふれた会話 裏側
僕ら 夏の背を今なぞっていくんだ
あの日の言葉の意味も
路地裏の濡れた地面でさえも
両手抱え溢るる夏だ
だけど 消えてしまう様で
繋いだ手を離し
もう バイバイ？ ねぇ
「明日朝、君を迎えに行くよ」
どうして？ 消えた
想いを 馴染ませ
揺らいだ 陽炎
見下すビル群 止まらない汗
不安なリズム 音 声 クリック
覚えてるんだ 夏が溶かした
言葉 君が零した弱音でさえも
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